私から語る世界のこと|デモクラティア・学問の自由
私から語る世界のこと|デモクラティア・学問の自由
私から語る世界のこと|デモクラティア・学問の自由

2021年1022日(金)23日(土)

【映画鑑賞&アフタートーク講演会】
学生 500円、一般 1500円

【講演会のオンライン参加】
無料(申し込みが必要です)

定員埋まり次第受付終了

申し込む

昨年、コロナ禍において森達也・望月衣塑子・伊藤詩織の3名と北九大の学生5名でオンライン講演会を開催しました。その際に、北九大での映画上映とアフタートークの実施を約束し、一年間をかけて開催の準備を進めてきました。北方シネマの教室上映再開の記念すべき講演会です。 同じ場所に集まり、2021年の今のリアルを語り合いましょう。

映画鑑賞&アフタートーク講演会プログラム

【第六回】デモクラティア・学問の自由

北九大生 × 森達也 × 望月衣塑子 × 伊藤詩織
『私』から語る世界のこと REAL2021

映画鑑賞

2021年1022日(金)
会場:北九州市立大学 A-101教室
料金:学生500円 一般1500円

17:00  受付開始
18:00 映画上映(2作品)
①「聞こえる世界が"普通"ではない―ろう者の俳優が描く「カラフル」な世界」
 監督:伊藤 詩織
②「i-新聞記者ドキュメント-」
 監督:森 達也
20:30 舞台挨拶
森 達也×望月 衣塑子×伊藤 詩織
閉会

アフタートーク講演会

2021年1023日(土)
会場:①北九州市立大学 A-101教室
料金:学生500円 一般1500円
or
②オンライン配信
料金:無料

9:30 受付開始
10:00  アフタートーク
北九大生×森 達也×望月 衣塑子×伊藤 詩織
12:30 閉会

フライヤーをダウンロード

― 表現者として伝えるってどういうこと?
― 主語を「私」にして話すということとは?
― 日本と海外とのメディアの違いは?

 講演会では「表現者として伝えるってどういうこと?」「主語を「私」にして話すためには?」「日本と海外とのメディアの違いは?」また、映画鑑賞会で上映した映像作品から、いくつかのトピックスをとりあげて北九大生・森達也・望月衣塑子・伊藤詩織がそれぞれの「私」の立場から、語り合います。

出演者紹介

森達也

森達也

 オウム真理教を取材して制作されたドキュメンタリー映画「A」「A2」を通して、メディアが伝えてこなかったオウム真理教のもう一つの姿を明らかにした。その後、作曲家佐村河内氏の「ゴーストライター事件」をめぐり、「FAKE」というタイトルの作品を世に問うている。2019年には、望月衣塑子記者に焦点を当てた作品「i-新聞記者ドキュメント-」を発表している。著書には「フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ」、「同調圧力メディア」などがある。

望月衣塑子

望月衣塑子

 内閣官房長官の記者会見にて記者として出席し質問をおこなう姿が注目された。元TBS支局長による準強姦事件・辺野古基地問題などについて現場での取材を重ね、真実を追っている。アメリカのニューヨークタイムズ紙は、現場に足を運びマイノリティーに耳をかたむける、彼女の勇敢で真摯な取材姿勢を日本のマスメディアの中では例外的な存在であると評価した。また俳優の松坂桃李とシム・ウンギョンが主演した映画「新聞記者」のモデルとなった。

伊藤詩織

伊藤詩織

 ジェンダーに関わる人権問題を主な焦点とし、ジャーナリストに限らず、作家そしてドキュメンタリー映画制作者として活躍している。2018年に発表したドキュメンタリー映画「孤独死」は、ニューヨークフェスティバルにて銀賞を受賞した。また彼女自身が受けた性被害について綴った著書「blackbox」は、自由報道協会のベストジャーナリズム賞を受賞している。日本の#MeToo運動の火付け役となり、今年のTIME誌にて「世界で最も影響力のある100人」に選出された。

緒方良子

 

緒方良子

 北九州市立大学大学院にて人類学を専攻し、子どもの学習に焦点を当てた研究をおこなっている。学部生時代に約8ヶ月にわたり石垣島と与那国島で生活する。その際、島に基地が配備されること、島がその賛否に二分化されてしまったこと、そして島で声をあげることの困難さを目の当たりにする。今の自分に何ができるかと考え、本講演会を企画した。

『私』から語る世界のこと

 この講演会では、「伝える」ということをテーマに、登壇者がそれぞれ「私」という一人称の立場から、真実と嘘、集団と個人のありかたを考えます。現代の私たちを取り囲む無数の情報には、真実もあればフェイクもあります。そのなかで私たちは、テレビやネットで流れる社会問題を、どこか遠い出来事で、まるで他人事のように感じています。一方で私たちは、地域や学校、家庭などの集団に所属しながら、一人の個人として存在しています。そんな今の私たちにとって大切なことは、「私」を主語にして、社会に目を向け、常に「もし自分がその当事者であれば」という意識と想像力を持ちながら、世界を見ていくことなのではないでしょうか。
 講演者には、オウム真理教やゴーストライター事件など世間で注目された話題について、マスコミでは取り上げられないもう一つの姿を撮り続けているドキュメンタリー映画監督の森達也さん、東京新聞の記者として日本の政治の真実を社会に問い続けている望月衣塑子さん、日本の#MeToo運動の火付け役となり2020年の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたジャーナリストの伊藤詩織さんをお呼びします。
 「伝えること」の先達である3人の講演者を相手に、北九大の学生たちは自分自身の問題として「私はこれから何をすればいいのか」という問いを正面からぶつけていきます。そして、この討論会を通じて、3人の講演者の、普段の仕事だけからはみえてこないひとりの人間としての姿に出会いたいと考えています。さらにこの講演に参加される多くのみなさんには、学生も含めた登壇者ひとりひとりの「今のリアル」を感じてほしいと願っています。

参加方法

○ フォームにてお申し込み

参加希望者は以下フォームよりお申し込みください。
その後、定員が埋まり次第受付終了となります。料金につきましては、会場での参加は両日・片日でも同額のお支払いとなります。(学生:500円、一般:1500円)
※学生・教員の方は、大学のメールアドレス(●●●@example.ac.jp)を使用し、お申し込みください。

○ 二次募集について

すでに一次募集は締め切りましたが、会場の定員が緩和され席に若干の余裕ができましたので、二次募集をいたします。
二次募集では、料金は両日と同じですが、映画上映と講演会の一日だけの参加も可といたします。申し込みは先着順とし、それぞれの定員が埋まりしだい募集を終了いたします。
オンラインのみの参加(無料)も引き続き募集します。こちらの申し込みは19日までとし、21日に参加のためのURLを送ります。

※講演の著作権上の観点から、許可のない録音録画、招待状のない視聴を禁止します。また、講演会のオンライン視聴は招待を受けた参加者に限ります。

会場

会場の北九州市立大学には、お客様用の駐車スペースがございません。ご面倒をおかけいたしますが、公共交通機関でのご来場をお願いいたします。
最寄りの駅・バス停は、北九州モノレール「競馬場前駅」・西鉄バス「北方・北九州市立大学前」です。

お申し込みフォーム

二次募集

お申し込み受付は終了いたしました。
お問い合わせは以下のフォームよりお願いいたします。